海外から帰国されたばかりの外国人の社長から、気がせわしないという話を聞き、笑ってしまいました。
1ヶ月以上ゆったりのんびりとされてきたにも関わらず、すぐにその言葉を聞きました。(笑)
人は「社会の海」の中で生きなければならないのですから、ストレスや葛藤がないわけがありません。
感情に左右されないほうがいいと思っている人は多いかもしれませんが、感情が揺れたり乱れたりするのは当然です。
大事なのは、その波に巻き込まれたり、流されたりしないようにすることです。
つまり、感情が「心」という器からこぼれさえしなければいいのです。
「不動心」という言葉があります。
これは、何があっても岩のように動かない心のことでも、まったく波立たない水面のように静かな心のことでもありません。
生きているうちは、そんな心を持つのは無理な話です。
喜怒哀楽がなければ、死んでいるのと同じですから。
不動心とは、揺れてもいいがこぼれない心のことです。
ヤジロベエのようにゆらゆら動いたとしても、軸は一点に定まっている心のことです。
ヤジロベエはどんなに大きく揺れても、決して台から落ちません。
不測の事態に動揺したり、理不尽な目に遭って怒りがこみ上げたりしても、しなやかに揺れて、またスッと元に戻る。
感情や思考の動きを鎮静化させ、意識の方向を切り換えるためには、体のほうから感情をコントロールするテクニックがあります。
ただ、日常生活の中で思考や感情をいったん遮断して、クールダウンする気軽なやり方もあります。
たとえば、散歩する、昔の愛読書を読む、お茶をじっくり味わう。
食事をひとりで味わって食べる、肌の感覚に意識を向けながらお風呂に入る。
そういったことを行うと、思考や感情の揺れ静まります。
その他、草むしりや雪かきなどの単純労働も役立ちます。
単純な肉体労働を繰り返すと感情の起伏が収まり、クールダウンしやすいのです。
いかがですか?
参考にしてみてください。
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