イタリア南部沖で移民の船が難破、子供も含めて少なくとも63人死亡と、何とも痛ましいニュースが起こりました。
私は以前、内戦が続くエルサルバドルからボートで漂流して来た難民の子供たち、3歳~22歳までの8人の子供たちに、アメリカで会いました。
目の前で母親がレイプされて、父親と共に銃殺されるという想像を絶する状態で生き延びた子供たちでした。
そんな彼らをキリスト教徒たちが違法だとか考える前に、人道的見地から入国させ、アメリカ人として養育してしまっていました。
まるで小説を地でいったような出来事でした。
日本ではあり得ないことが目の前で繰り広げられていました。
中間年齢の子供たちは、恐怖体験のあまりに、最初は見知らぬ私を見ると、体の震えが止まらなくて、見るに忍びない状況でした。
アメリカの人たちは、自分たちに出来ることをしただけと言っていました。
その彼らのとてつもなく大きな愛、寛大で、勇気ある行動に、私は大変大きな感動を覚えました。
そして、生き延びたエルサルバドルの難民の子供たちは、一生懸命生きて、アメリカンドリームを達成していきました。
絶体絶命のピンチから、彼らの人生は大きなチャンスになりました。
成績は学校でトップ、顔もステキで学校の人気者になり、アメリカ人の皆さんからはちやほやされ、一方ではやっかまれる存在になりました。
アメリカ人の生徒たちへの意欲を掻き立てて、とてもよい刺激になっているようでした。
日本では、働きに来る外国人がこれからますます増えていきます。
少子化で景気が低迷していく日本には、彼らなしでは成り立っていかない状況にあります。
彼らを大切に育て、日本を好きになってもらい、長く居てもらえるようにすることが私たちには必要です。 そして、ジャパニーズドリームを達成していただきたいと思います。
私たちは彼らに揉まれ、切磋琢磨しながら進化をして、一緒に頑張っていくことがこれからは大事だと思わされました。
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