魚の頭と尻尾はくれてやれ

「魚の頭と尾はくれてやれ」
頭と尾を食べようとしない
腹八分がちょうどいい

ちょっと早まったなぁ・・

仏大統領選で、マクロン氏勝利により、株価が大きく上昇しました。
日経平均が年初来高値を更新して、2万円近くに到達しました!

今回、仏大統領選が近づくと、結果予測がついてきましたが、アメリカ大統領選挙のように思わぬ方向に動く可能性もありました。

この少し前に、ある日本株から成るファンドを売却しました。
日本円を準備して、他の投資に使いたいと思ったからです。

売却をちょっと早まったなぁと、思いました・・
しかし、この格言を思い出しました!

「魚の頭と尻尾はくれてやれ」

頭というのは最高値(天井)の事を指し、尻尾は最安値(底)の事を指します。

この格言の意味は、「欲を出し過ぎて天井や底を狙うような事をせず、真ん中の身だけで満足しなさい。腹八分目にしておきなさい。」ということを言っています。

FXなどの取引をしている人の中には、どうしてもこの天井と底を同時に狙おうとする人がいます。
確かに天井や底を狙って、買いや売りが成功すれば最大限の利益を得る事も可能ですが、それは非常に難しいことです。

同じような意味の格言で、「名人は天井売らず、底買わず」というものがあります。この格言が言っているように、どんなに優秀な投資家でも天井から底まで全てをとることはできません!!

相場の大底から大天井までを一匹の魚にたとえています。
全部食べるのではなく、頭の天井と底値の尻尾は他の投資家に食べさせて、真ん中のおいしい部分を食べるのが儲けるコツということです。

心を広く構えて、頭と尾は他の投資家にあげるくらいの余裕をみせれば利食いを上手くこなしていけるはずです。

同じ意味合いの相場訓に「利食いは腹八分」「売り買いは腹八分」があります。

魚などを食べる時、殆どの方は真ん中の身を食べるだけで満足してしまうのではないでしょうか。
しかし、中には尻尾や頭も食べなければ満足しないという人もいるかもしれません。

確かに魚の中でも頭や尻尾を食べる事の出来る魚はいますし、そこまで食べるのも決して悪い事ではありません。
ただ、そこまで欲をかいて食べた場合、お腹を壊してしまったり魚の尻尾の固い部分が喉に刺さってしまったりというリスクもありますよね。

そのくらいの余裕を持って取引しましょう!!

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“世界との架け橋”の大貫恵美子です。 
自己実現や目標達成を図る能力開発(コーチング)を、コミュニケーション・エキスパート・トレーニング、カラーバースデー学などを通し行っています。 
オフショア海外投資、グローバル・リビング(長期海外滞在)の提唱、通訳、英語コーチ、ヨガの指導を行っています。